沖縄に魅了された写真家が教える、
美し過ぎる島景色。

大自然が息吹きはじめる
美しい南国の春

「うりずん」とは、沖縄の大地に若葉が芽吹き緑が萌える、2月から梅雨前までの爽やかな季節のこと。石垣島在住の写真家・北島清隆さんも、本土の春とは趣が異なるうりずんこそ、大人の旅に相応しい沖縄の季節だという。

 「うりずんの季節になると海開きが行われ、色鮮やかな花が咲き誇り、より沖縄を楽しめます。夏のような厳しい暑さもなく天気も安定しているので、心地よく快適に過ごせます。また、本島北部や慶良間諸島付近で開催されるホエールウォッチングツアーではザトウクジラのダイナミックな姿を、八重山諸島からは日本にいながら南十字星を見ることができるなど、この時期にしか出合えないたくさんの美しい自然や感動的な魅力があるんです」

ザトウクジラ/
12月下旬〜4月上旬に開催されるホエールウォッチングツアーでは、かなりの高確率でクジラに遭遇できる。

幻想的なホタルの舞いに
数分間だけ現れる砂の道

沖縄の美しい風景を知り尽くしている北島さんが、うりずんならではの見どころを教えてくれた。
「八重山観光で人気のヤエヤマヒメボタルはぜひ観賞して欲しいですね。各島で時期は異なりますが、西表島では2月下旬から、石垣島では4月から見ることができます。早いリズムで点滅しながら大群衆でゆったりと舞う光のショーは、イルミネーションのように華麗で、本土のホタルとは違う感動が味わえます。また、ガイドブックには載っていない隠れスポットだと、川平湾の幻の砂の道がお勧め。潮の満ち引きによって1日に数回、数分間しか出現しないのでタイミングが難しいですが、狙ってでも行く価値は十分にある楽園のような美しさです。」

ヤエヤマヒメボタル/
日没から約40分間だけ観賞できる圧巻の光景。ガイドと行く観賞ツアーがおすすめ。

一度は体験してほしい
島々の感動フォトスポット

「経験豊富な大人たちには、いくつもの島を巡りたくさんの絶景を楽しんでもらいたいですね。沖縄の離島はそれぞれが個性的で、特徴が違えば表情も異なります。竹富島の原風景や宮古島の真っ白なビーチ、慶良間諸島の透き通る海などの景色を実際に体感しながら撮影すれば、心癒される五感の記憶と感動の思い出が残ります。」

この春、妻や娘を誘ってうりずんの旅に出かけてみてはいかがだろう。

川平湾の砂の道/
引き潮の時に現れるので、事前に地元の人に確認するか潮見表をチェックしてから出かけよう。

北島 清隆 (きたじま きよたか)
写真家 東京都出身。
32年前に美しい海と自然に魅せられ八重山諸島に移住し、沖縄の離島をめぐりながら水中写真から空撮まで
海と島と空の彩りとやすらぎの沖縄をテーマに撮影活動を続けている。
www.k-kitajima.net

沖縄グルメを味わうなら
久茂地界隈の人気店へ

ビジネスで沖縄を訪れた時には、夜の街を存分に楽しんでもらいたい。沖縄のビジネス街・久茂地には、リーズナブルな居酒屋やお洒落なビストロ、カジュアルなダイニングバーなどの飲食店がひしめき合い、仕事帰りの地元客で賑わっている。注目は、薪窯で焼くピッツァが絶品の「BACAR OKINAWA(バカールオキナワ)」。カリッとモチッとした食感の生地にこだわるあまり、ピッツァのメニューはシンプルなマルゲリータとマリナーラの2種類しかないが、県外から来店するファンも多い人気店だ。ほかにもステーキなどご当地グルメの隠れた名店がたくさんあるのが久茂地界隈。観光客としてではなく仕事帰りの地元客として地元に愛されている店を訪れ、沖縄スタイルの平日の夜を楽しんでみよう。

酒に酔いしれるなら
個性的な歓楽街巡り

食事の後はやはりディープな店で酒を楽しみたい。那覇市内には特徴的な飲み屋街が至る所に存在しているので、いくつか紹介しておこう。「桜坂」は那覇市牧志の一角にある、昔ながらの情緒あるネオン街。昭和チックなスナックが残るなか、古い建物をお洒落にリノベーションしたバーや居酒屋も増えている。「栄町」はノスタルジックな雰囲気が漂う街。栄町市場の中や周辺にスナックや居酒屋、立ち呑み屋が並んでいる。「牧志公設市場通り」は最近賑わいはじめたアーケードの商店街。リーズナブルで美味いつまみを出す店が多く、ちょい飲みやハシゴ酒にピッタリだ。

どこも常連客ばかりが集いそうなイメージだが、沖縄の人たちは店員も客もとてもフレンドリー。地元客と仲良くなり、街から街へと夜通し飲み歩くのも悪くない。

BACAR OKINAWA

ピッツァの他にも、島豚のロースハム・本部牛のブレザオラ・伊江島産合鴨の薫製を一皿で味わい尽くす「自家製県産ハム三種盛り合わせ」など、地元食材を使った前菜も美味。料理に合わせてビールやワインも世界中からセレクト。

沖縄県那覇市久茂地3-16-15
営業時間/18:00〜23:00(22:30頃L.O)火曜定休
TEL/098-863-5678
URL/http://bacar.jp/

戦後は数百件ものバー、スナック、キャバレー、映画館が軒をつらね、県内で最も賑わっていた歓楽街。かつては混沌とし近寄りがたい怪しさもあったが、お洒落なバーやカフェが増え、数年前にはハイブランドホテル「ハイアットリージェンシー那覇 沖縄」が開業するなど、新旧の魅力が混在する面白いエリアとなっている。今後さらに進化するであろう注目の街だ。

オンもオフも活躍する
沖縄県産アロハシャツ

日本の和服から派生したといわれるハワイのアロハシャツは、日本人に馴染み深いアイテム。快適な着心地は常夏の沖縄にも定着し、独自のアロハシャツ文化が発達している。沖縄県衣類縫製品工業組合の認定を受けた沖縄県産品は「かりゆしウェア」として認定され、ビジネスシーンでも着用が可能だ。かりゆしウェアは沖縄県内ではワイシャツとネクタイに代わる夏の正装として、ほとんどの企業や官公庁が導入している。沖縄でビジネスを行う際にスムーズにコミュニケーションを図るため、かりゆしウェアを着用する県外ビジネスマンも多い。プライベートで愛用するアロハシャツと、ビジネスシーンで活躍するかりゆしウェア、どちらも手に入れておきたい。

お洒落で快適
夏の定番アイテムに

ビジネスシーンでかりゆしウェアを着こなすためには、日頃からアロハシャツに親しんでおこう。沖縄では色鮮やかな南国調のアロハシャツから比較的落ち着いたものまでさまざまなものが手に入る。「PAIKAJI(パイカジ)」などの専門店にはサイズや柄がひと通り揃い、女性用のアイテムも豊富なのでリゾートウェディングにも最適だ。お洒落上級者には、夫婦や親子で同柄のシャツとワンピースを着こなすなど、さりげないリンクコーデも楽しんでもらいたい。

(左)レディース   ショートチュニック 13,000円(税別)
(中)メンズ半袖シャツ   21,000円(税別)
(右)メンズ長袖シャツ   23,000円(税別)


ALOHA SHOP PAIKAJI

沖縄県那覇市牧志2-3-1
営業時間/10:00〜21:00 定休日/水曜日
TEL&FAX/098-863-5670

PAIKAJIは企画デザインから生地の製造、縫製、販売と全て自社で行っている。オリジナルの個性的な柄を生かすため、襟の形・素材・シルエットまで緻密に計算して仕立てている、大人のための上質なアロハシャツショップだ。

レジャーやスポーツが
快適なベストシーズン

本土の春よりも断然暖かく夏よりも暑過ぎない、この上なく過ごしやすい春の沖縄。柔らかい陽射しと爽やかな風に包まれてスポーツをすれば、心も体も活動的になり、普段よりもぐっと高いパフォーマンスが発揮できそうだ。リゾート地で過ごす仲間との時間は、最高のリフレッシュとなるだろう。

絶好のロケーションに
本格コースのリゾートゴルフ

沖縄は1年中プレーできるのでゴルファーの訪れも多く、プロトーナメントが開催されるチャンピオンコースから初心者にお勧めのショートコースまで多彩に揃い、ゴルフ天国ともいわれている。ほとんどのゴルフ場が美しい海を見渡すオーシャンビューのコースを有し、大海原に向かって豪快にショットするリゾートゴルフが満喫できる。昨年リニューアルオープンした「PGMゴルフリゾート沖縄」では、ターコイズブルーに輝く海を見渡すロケーションのなか、青木功プロの改造監修による戦略性の高い世界基準のチャンピオンコースに挑むことができる。シーズンオフ中にこっそり腕を磨きたい、上級者にお勧めのゴルフ場だ。

(上)恩納村の「PGMゴルフリゾート沖縄」。本部半島や伊江島が見渡せる壮大な景観。
(左下)海やマングローブ河口を楽しめるカヤック。
(右下)草原を走り抜けるサイクリング。

趣味の幅が広がる
沖縄のアクティビティ

ゴルフ以外にも、サイクリング、カヤック、シュノーケリング、サップなど大自然を堪能できるアクティビティや、リゾートならではのユニークなレジャーが豊富だ。例えば、夫婦でゆったり海や山の景色を楽しむならダイビングやトレッキング、娘や息子とスリリングに爽快感を味わうならパラーセーリングやジェットスキーなど、家族みんなで楽しめる。そして、旅先は初めてのことに挑戦する絶好のチャンス。未経験のアクティビティを楽しみながら、家族や夫婦の新しい趣味となれるものに出合える可能性にも期待したい。また、デキる大人は総じて経験豊富な遊びの達人。さまざまなアクティビティにチャレンジして経験値を上げるのも、自分を高める大人の旅の楽しみ方だ。

伝統を守り続ける
誇り高き小さな島

石垣島から高速船で10分。周囲9.2㎞、人口約360人の東京から2千㎞も離れた小さな島に、年間約35万人もの観光客が訪れている。人々を惹きつけているのは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」指定を受けている集落形態である。赤瓦の屋根、サンゴ石灰岩による野面積みの屋敷囲い、白い海砂をまいた小道など、島の自然素材を生かした伝統的な様式は、国の指定を受ける以前から島民たちが自ら制定した「竹富島憲章」によって長きに渡り守られているのだ。穏やかで優しい空気に包まれたこの島には、先人の誇りを貫く島民たちの毅然とした姿勢と、強固な結束力が秘められている。人も景色も美しい、心からリスペクトしたくなる島である。

咲き乱れる南国の花々
色鮮やかな武富の春

1年中花が咲いている島だが、3月には真っ赤なデイゴの花が咲き誇り、4月には白いゲットウの花が島中に甘い香りを漂わせるなど、春はより華やかで島中がフォトスポットとなる。レンタサイクルを使えば1時間ほどで島を1周できるが、この時期は水牛車を利用したい。人よりもスローなペースでゆったりと歩く水牛に引かれ、鮮やかな花に彩られた原風景をのんびりと散策することができる。宿泊は島民が運営する民宿がお勧めだ。赤瓦の屋根や木造平屋の昔ながらの家屋で島の暮らしを体験すれば、島民が守り続けたいと願う心豊かな暮らしが、少し分かるかも知れない。

純朴で美しい昔ながらの沖縄の原風景が残る竹富島。ここでしか味わえない、懐かしい非日常感だ。

外資参入で向上する
沖縄のホテルクオリティ

日本屈指のリゾート地として国内外から人気の高い沖縄。国内のリピーター客やインバウンドの外国人客など、ここ数年は観光客の幅も広がり右肩上がりで好調だ。それに応えるかのように、外資のブランドホテルや新規ホテルが相次いでオープンし、老舗ホテルもリニューアルして内装やサービスを一新するなど、沖縄のホテルは一段とクオリティを向上させている。ビジネスユースの場合でも、上質なリゾート感が味わえる都心のハイクラスホテルをぜひ利用してほしい。バカンスなら、最高の滞在を求めて自分好みのラグジュアリーホテル探しからはじめてみよう。

ハイブランドから隠れ家まで
大人のこだわりステイ

どんな滞在をしたいかで、ホテルのセレクトも変わる。観光地を巡るよりもプライベート感のあるビーチやフィットネスジム、スパトリートメントなどホテルステイを満喫したいなら、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」のようなハイブランドラグジュアリーホテルがお勧めだ。きめ細かやなサービスが心地よく、優雅な気分が味わえるだろう。アグレッシブにアクティビティを楽しみたいなら、「ザ・ブセナテラス」のような大型リゾートホテルがいい。スポーツや観光、レジャーの手配は全てコンシェルジュにお任せ。ホテル内施設も充実していて安心だ。そして、誰にも邪魔されない時間を過ごしたいなら、プライベート空間を重視したコテージを選択しよう。開放的なプライベートプールやビーチで、最高のホスピタリティサービスにもてなされる。何もしない、何もない、という贅沢が堪能できるホテルだ。

(上)ザ・リッツ・カールトン沖縄
(左下)ザ・ブセナテラス  (右下)琉球温泉 瀬長島ホテル

さらに期待が高まる
新規オープン予定

2018年以降もリゾートホテルの開業やリニューアルはまだまだ続く。日本国内では沖縄にしかないブランドホテルもオープンし、より一層ホテル選びが楽しくなりそうだ。美しいビーチロケーションだけでなくホテルサービスでも世界レベルに躍り出た沖縄。贅沢な空間と上質な非日常が味わえる沖縄リゾートで、大人のバカンスを堪能しよう。

ハイアット リージェンシー
瀬良垣アイランド

ハイアットによる国内初のビーチリゾートとなるホテル。美しい海に囲まれた瀬良垣島全域と沖縄本島側に約340室のホテルを構え、島全体をひとつのリゾートとした、ユニークなロケーションが特徴だ。
沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108番地
hyattregencyseragaki.jp

  • ザ・リッツ・カールトン沖縄

    沖縄県名護市喜瀬1343-1/0980-43-5555
    チェックイン/15:00 チェックアウト/12:00
    1泊1室 36,000円〜
    (時期により変動あり)※税・サ別
    http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/okinawa

  • ザ・ブセナテラス

    沖縄県名護市喜瀬1808/0980-51-1333
    チェックイン/14:00 チェックアウト/11:00
    2名1室利用時 1泊1名あたり18,900円〜
    (時期により変動あり・朝食付き)※税・サ込
    http://www.terrace.co.jp/busena/

  • 琉球温泉 瀬長島ホテル

    沖縄県豊見城市字瀬長174-5/098-851-7077
    チェックイン/15:00 チェックアウト/11:00
    2名1室利用時 1泊1名あたり12,000円〜
    (時期により変動あり・朝食付き)※税・サ込
    https://www.hotelwbf.com/senaga/