CHAPTER1

ただいま、沖縄!

「あったかーーい! 冬でもこんなに過ごしやすいんだね〜、沖縄!」

空港に着くなり、はしゃぐヨーコ。沖縄は2月でも平均17℃で、日中はシャツ一枚で過ごせる暖かさだ。沖縄の暖かい空気に触れ、久しぶりに集まった4人は初めから自然とテンションMAXに。

初日の目玉は、ヨーコ・マキの憧れだった貸切ペンションでの宿泊。「沖縄ならではの食材を使った夕飯を作ろう」という2人のアイデアで、まずは商店が集まる名護市営市場に車を走らせた。

CHAPTER2

沖縄の市場はワンダーランド!

名護市営市場は、大正10年にできた歴史のある市場で、多くの地元の人たちで賑わっているスポット。鮮魚、精肉、野菜……どれも沖縄ならではの見たこともない食材だらけだ。

「見たこともない肉がたくさん!」
「見て見て、これ何……?」

「豚足じゃん! 美味いのかな〜?」
「せっかくだし、買ってみようよ!」

ダイナミックに並べられたテビチ(豚足)を購入し、4人は鮮魚店へ。沖縄らしいカラフルな魚が並び、思わず目移りしてしまう。

「この青いやつはアオブダイで、赤いのはアカマチ、あとはテングハギだな!」
「そんなこと知ってるの(笑)。」

「お兄さん、詳しいねえ。一匹買ってくかい? 地元の人でも、一匹買う人はなかなかいないけどねえ。」

「俺、魚さばくから一匹まるごと買おうぜ! あ、でも結構いい値段するよなあ……。」
「夢を叶える旅行なんだから、奮発して買っちゃおうよ!」

「よし、決まり! ウロコは取っておくから、きっと調理できると思うよ。」

沖縄の三大高級魚の一つとも言われる「アカマチ(ハマダイ)」を購入し、大きな発泡スチロールを抱えながら名護市営市場をあとに。いよいよ、憧れのペンションに向かう。

CHAPTER3

2階建てのペンションを、
一棟丸々貸し切り

名護市営市場から20分ほど車を走らせると、沖縄らしい木々に溢れた住宅街へ。今日の宿泊先、「ペンションRefresh」の真っ白な外壁が遠くに見えてきた。

「見て、あれじゃね!?」

「すごい!! 今日あそこに泊まるの?」
「憧れのペンション〜! 嬉しい!!」

玄関を開けて目に飛び込んできたのは、広いリビングとアイランドキッチン。窓の外には開放感のある庭が広がっていて、思わず青空の下でのんびりしたくなってしまう。

階段をのぼると、広々としたベッドルームが。ベランダに出ると、澄んだ沖縄の空気が気持ちいい。

「超きもちいい〜〜〜! なんか、ドラマみたいじゃない?」
「こんなペンションに泊まれるなんて最高! 夢叶っちゃったな〜。」

CHAPTER4

作って、食べて、語らって

さっそく、買ってきた食材を使って夕飯の準備をスタート。料理好きのヨーコのアイデアで、アカマチは刺し身・カルパッチョ・ムニエルと3つのメニューにすることに決定。

魚をさばくのはタカシ。魚屋のおじさんに教えてもらった方法を思い出しながらトライするも、なかなか上手くいかない。

「どこに包丁を入れればいいのやら……。マコト教えてよ。」
「さっきあんなに自信満々だっただろ〜。検索するからちょっと待って!」

ヨーコがみんなにテキパキと指示をしたこともあり、着々と準備が進んでいく。陽が落ちてきた頃、沖縄の食材をふんだんに使った料理がついに完成!

「うわ〜、感動で泣きそう! ねえ、このドレッシング美味しいけど、どうやって作ったの?」
「市場のおばさんにサービスしてもらったミカンを使ったんだ〜。どれも本当に美味しい!」

夕飯を食べ終わった後も、いつまでも話は尽きない。大学4年間過ごしてきた4人だからこその、一晩では語りきれないほどの思い出話。気付くと、いつもの空気が戻っていた。

片付けもせずに、トランプで盛り上がるタカシとヨーコ。そんな2人を横目に、一人黙々と皿を洗っているマキの姿に気づいたマコトは、台所へと向かった。

「皿洗いありがと、手伝うよ。」
「マコト、ありがとう。」

「私、本当に虫とか苦手で。テラスにでっかいヤモリいたじゃん? それでこっそりキッチンに逃げてきたんだよね(笑)。」

「そうだったんだ、めっちゃいっぱいいたもんね。けど、そこにもいるじゃん?」

「えっ!! どこ!? 本当に無理! 無理無理無理!!!」

いつもと同じ空気で盛り上がるヨーコとタカシ、今まで以上に距離が近づいていくマキとマコト。他愛ない平和な時間は、夜更けまで続いていったのだった……。